ドライアイスブラスト洗浄

ドライアイスブラスト洗浄とはビーズ(ペレット)ドライアイスを使い、ドライアイスが個体から気体に昇華する際の爆発的な膨張力を利用し、壁などの汚れを剥がす洗浄方法です。

洗浄方法
1.高速でビーズドライアイスを吹き付ける。
2.ドライアイスの極度の低温による熱収縮が起こり、付着物が急速に割れる。
3.剥がれた付着物と壁等の間にドライアイスが入り込み、急劇に膨張(約750倍)し、汚れを落とす。

砂や溶剤等を使う洗浄とは違い壁等に傷がつかず、ドライアイスは気化してしまうので後処理も簡単です。

業種洗浄物
自動車製造業金型のメンテ、グリス、電気設備の配電盤、塗装ブースの塗料、樹脂、電気機器の埃
ゴム製品清掃業金型のゴム残留物、雛形剤、熱硬化したヤニ
プラスチック製品製造業射出成型機のスクリュ(鏡面仕上げ)の付着物、金型の残留樹脂等、各種バリ取り
食料品製造業フライヤーの油、焼き型の油、オーブンの焦げ、操作盤の埃、ライン洗浄、ダクト内の油、ベルトコンベヤーの油の焦げ付き
塗装製造業シリコン・アクリル塗料、ブラビアインキ、UVインキ
電気業分電盤、配電盤、キュービクル
石油製品、石炭製品製造業コールタール、オイル
金属鉱業金型(ゴム、プラスチック、樹脂など)、プレス機の油、溶接の研磨
その他コンクリート壁の落書きと排気ガスなどの粉塵、建機のメンテナンス
公園内のモニュメントの水垢と粉塵、建物外壁の塗料、道路の白線
ガラスのヤニ、曇りの洗浄
メリット
洗浄に際し、機械や装置の分解がほぼ不要。
洗浄に使用する洗剤やブラスト材の処理が不要。
噴射材がドライアイスのため、水分を嫌う洗浄物への洗浄が可能。
装置・機械が稼働状態のまま洗浄できるので、不稼働時間の削減が可能。

注意点
・ドライアイス洗浄を行う際は換気を良くして下さい。
・保護メガネ、手袋等の保護具を装着して下さい。
・大量の圧縮空気を必要とするため、それに対応したコンプレッサーが必要です。33

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